トイレの排水芯について

御自宅の便器の排水方向と排水芯はどうなのか。

タンク式トイレにしてもタンクレストイレにしても共通する部分があります。

それは洗浄した水が床に向かって排水するのか、もしくは壁に向かって排水するのかの2通りがあります。

この床に向かって排水する便器を床排水便器

壁に向かって排水する便器を壁排水便器。といいます。

見分け方は、御自宅の便器を横から見た場合に、便器本体の背面に配管が無ければ床排水便器。配管がある場合は壁排水便器になります。

床排水便器は主に一軒家などの戸建住宅などに多く存在し、マンションなどの集合住宅では主に壁排水便器が使われる事が多いです。

重要 ここで覚えて欲しいのが、御自宅のトイレはどちらの排水になっているのかです。床排水タイプの便器なのか。もしくは壁排水タイプの便器なのか。をよく理解してほしいのです。

普通は便器の後ろを見たらすぐ分かります。

またトイレの品番からも分かりますが、たとえば御自宅のトイレが、タンク式トイレが設置していた場合に、便器の品番を確認して下さい。タンク式のタンク部分は床排水便器と壁排水便器も両方とも兼用ですので、タンクの前面や側面部分に貼られている品番ラベル(タンクの品番)では分かりません。必ず、便器部分の品番を確認して下さい。便器の側面部分に品番ラベルが貼られている場合が多いです。

便器品番が分かれば、サイドメニュー欄の排水芯一覧表にて確認して頂ければと思います。排水芯一覧表に品番がのっていない場合は、お手数ですが、各メーカーのお問い合わせ先にてご確認下さい。各メーカーのホームページにお問い合わせ先が掲載していると思います。

トイレの排水芯とは

トイレの排水芯とは、便器の排水部分の排水管部芯心(排水管の中心)からの寸法です。これは床排水便器の場合は便器背面壁から便器配水管部までの芯心の寸法。壁排水便器は床面から便器配水管部もしくは、配水管設置部分までの芯心の高さ寸法になります。

床排水便器(主に戸建に多いタイプ)壁排水便器(主に集合住宅(マンション)などに多いタイプ)など、お住まいの環境によっては便器の排水方法や排水芯が違ったりします。

御自宅のトイレはどのようなタイプでしょうか。下記に大まかにご説明致します。

床排水便器タイプ(主に戸建住宅に多いタイプ)

床排水便器とは、排水管が床にあるタイプです。
トイレを真横から見て、トイレの背中側の壁から便器の排水部分の排水管芯心(排水管の中心)までの寸法が排水芯に当たります。
排水芯寸法200mmがおよその基本寸法ですが、便器の型式によっては排水芯が違いますのでご注意下さい。
また御自宅のトイレスペースや排水管の取り合いの関係上、本来の便器の標準排水芯ではない状況も考えられます。トイレリフォームをする際には、事前に御自宅の排水芯の寸法を確認致しましょう。


壁排水便器タイプ(主にマンションやその他集合住宅に多いタイプ)

マンションなどのような集合住宅では、主に便器本体の後ろ側から排水立管もしくは背面壁につながっている排水方法の場合が主だったりします。場合によっては、後方排水、右後方、左後方などの排水方向だったりします。(集合住宅であっても上記のような床排水タイプもございます。)
この場合の排水芯は床から便器本体の後ろの排水部分に接続している排水管の芯心(排水管の中心)までの寸法が排水芯に当たります。
壁排水タイプの排水芯は便器の型式によってはもちろん排水芯は違いますが、このタイプの重要なのは、壁側の排水管の位置によるものです。
また、このタイプの便器は大まかに言えば2種類あり、便器排水部分が真っ直ぐの便器10度傾斜になっている便器とがあります。
特に10度傾斜便器は壁側の排水管の取り合いの関係上、排水ジョイント部分の方でストレート用、もしくは曲がりジョイントなどを取り付けたり致します。このような状況によって、型式が同じであっても壁側の排水管の取り合いによって、排水芯が変わります。

この壁排水タイプの排水芯は、先程の床排水タイプの排水芯に比べて、ほぼ排水芯の寸法は決まった寸法が多く、大まかに言えば、壁排水タイプの排水芯は120mm・148mm・155mmがほとんどの排水芯の寸法になっています。


このページのまとめ

御自宅の便器の排水方向は、床排水ですか?壁排水ですか?


それでは実際に御自宅の排水芯を確認しましょう。


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トイレの排水芯の調べ方


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