ご自宅の便器のタイプ

御自宅の便器がどのようなタイプの便器なのか。

まず便器の種類ですが、以外と豊富に便器の種類があります。

おおまかに言えば、和便、小便器(男性用のトイレ)、タンク式トイレ、タンクレストイレなど。

また細かく言えば、機能や色、洗浄方式、年代や地域性など各トイレメーカーによっては様々で、どのタイプの便器が取り付いているのか分からない事だと思います。

質問 じゃ、どうすればいいの?

回答 一番普及している便器が、タンク式トイレとタンクレストイレです。

一番オーソドックスであるタンク式トイレと人気の高いタンクレストイレに的を絞り、この一番普及している便器についてポイントを当てていきます。

もし、御自宅の便器が一部小便器や和便、またそれ以外の便器が取り付いている場合は、解体や新たに給排水工事が伴う可能性が高くなり、またトイレ機器の選定も幅広くなりますので、この場合、リフォーム業者にお願いする事になります。

タンク式トイレとは

タンク式トイレの形状は、便器本体とタンク部とで構成されたトイレです。一般的には洋式トイレとしての代表的なトイレ機器になります。

このタンク式トイレは、よくご存知だとは思いますが、タンク部に水が溜まりタンク部の洗浄レバーを引けば、その溜まった水で汚物を流す方法です。

このタンク式トイレのトイレ機器は種類も豊富に存在し、トイレ機器の代表的なトイレとして普及しています。

現在では地球環境の問題点も含め、節水型タイプの便器が主流となってきています。約10年ぐらい前のトイレは、大洗浄1回分に流れる水量が13Lぐらいで流していましたが、近年の節水型ではその約3分の1の4.8Lぐらいで流せます。年間でお風呂のお水が200杯程度の節水が可能となってきています。

また便器本体の水の流れ方による洗浄の違いもあり、各メーカーによっては様々なトイレ機器をだしています。


またタンク式トイレのタンクは、手洗い付きタンク手洗い無しタンクとが有り、お好みに合わせてどちらのタンクも設置が可能です。価格も手洗い付きタンクの方が少々高くなります。

どちらのタンクも水を貯める内容は一緒なので、タンクレストイレの用に水圧を気にする必要はありません。

トイレ表面の材質は陶器製が主流ですが、トイレ取扱いメーカーによっては、有機ガラス製の材質のものまで出てきております。

各トイレ取扱いメーカーは、様々な問題点を考慮し、使用する側の利便性や掃除をする側の手間の省略化など、各トイレ取扱いメーカーの独自の技術を駆使した、安心して使用できるトイレが普及してきています。

国内の主なタンク式トイレの取扱いメーカー
TOTO・LixiL (旧:イナックス)・ジャニス工業・アサヒ衛陶 など。

タンク式トイレのメリット・デメリット

タンク式トイレは広く一般的に普及しているトイレですが、問題点もあります。

タンク式トイレのメリット
水圧に関係無く、汚物洗浄が出来る。
タンクレストイレに比べて安価
手洗い付きタンクもしくは、手洗い無しタンクを選択出来る
取り付けるウォシュレットや便座など、選択の幅が広い。
など。
タンク式トイレのデメリット
タンク部に水が溜まるまで洗浄出来ない。
タンクレストイレに比べて、お掃除の手入れが隅々まで難しい。
など。

特に気になるような事ではないかも知れませんが、タンク式トイレの構造上による問題点を表しています。

タンクレストイレとは

タンクレストイレとは、名前の通りタンク部が無く、便器本体部と機能部(専用ウォシュレット)により構成されたトイレです。

この便器の特徴は、水の取り入れ方と洗浄の仕方が、タンクに溜まった水を流し洗浄するタンク式トイレとは大きく違う点にあります。

このタンクレストイレの水の取り入れ方は、給水栓から直接水を取り入れ流す方法で、タンク式に比べて洗浄が連続的にできるところがポイントです。

便器部の水の洗浄方式は便器の淵にそって旋回しながら流れていく方法が主で、各メーカーの違いによる部分がさほど変わらない点などがあります。


価格においては、タンク式トイレに比べて、比較的高価でありますが、各タンクレストイレ取扱いメーカーによっては、タンクレストイレも安価なタイプもあったりします。

タンクレストイレの注意点は給水栓直結なので、水圧の低い所では、本来のタンクレストイレの機能を十分生かす事が出来ない場合や使用出来ない場合があったりする点があります。主にマンションなどの集合住宅においては、戸建住宅に比べ、水圧が低い傾向があり、タンクレストイレの設置が難しい所があります。また、戸建住宅の2階部分に設置する場合も十分注意する必要があります。

国内の主なタンクレストイレの取扱いメーカーとシリーズ名称
TOTO : (ネオレストシリーズ)
LixiL ( 旧:イナックス) : (サティスシリーズ)
パナソニック : (アラウーノシリーズ)
など。

タンクレストイレのメリット・デメリット

タンクレストイレのメリット
洗浄が連続的に出来る。
タンク式に比べてスリム
スリム形状ですので、隅々までお掃除がしやすい。
など。
タンクレストイレのデメリット
水圧の低い所では使用出来ない。
タンク式に比べて価格が高い
専用のウォシュレットしか取り付けできない。
など。

質問 マンションに住んでいるけど、タンクレストイレは設置できないの?

回答 大丈夫です。水圧を気にしないタンクレストイレがあります。

タンクレストイレが初めて市場にで出た時は上記内容のように、必要水圧の確保が絶対条件でありましたが、現在、タンクレストイレの普及が一般的になった今は、水圧を気にする事なく設置できるタンクレストイレも発売されるようになってきました。通常のタンクレストイレと違い、タンクレストイレ内部に加圧機器(ブースター)が内蔵されたタンクレストイレになります。

マンションなどの集合住宅に設置可能なタンクレストイレメーカーとシリーズ名称
TOTO : (ネオレストハイブリットシリーズ)
LixiL (旧:イナックス) : (サティスブースターシリーズ)
など。

便器のサイズについて

普通サイズ(レギュラーサイズ)
大型サイズ(エロンゲートサイズ)

タンク式トイレの便器本体部にはサイズが2種類あり、大型サイズ(エロンゲートサイズ)普通サイズ(レギュラーサイズ)とに別けられ、トイレスペースや体の大きい方などの配慮した形となっています。また便器のサイズによって、取り付ける便座やウォシュレットもサイズを合わせる必要がありますが、今ではサイズ兼用のウォシュレットなどが基本的になってきていますので、余り気にする必要が無いかも知れません。価格の方も大型サイズの方が少々高くなります。またタンクレストイレにも大型サイズと普通サイズとがあり、タンク式トイレに限られません。


さて、上記の用におおまかにタンク式トイレとタンクレストイレの違いを説明しましたが、御自宅のトイレがこの2種類のタイプのどちらかである事をふまえ、これから進んで参りたいと思います。

このページのまとめ

御自宅のトイレはタンク式トイレですか?タンクレストイレですか?


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