トイレスペースと前出寸法

トイレスペースと前出寸法 /ステップB

御自宅のトイレがどのようなタイプかは前述で説明した中でご理解頂けたでしょうか。

この時点でほぼ御自宅のトイレの内容が8割ほど理解している状態です。

続いてトイレスペースの問題です。

御自宅の便器の種類が分かり、それに近いタイプの便器や、また違うタイプの便器を選んでも、トイレスペースの問題により、取り付けはできたものの使用するのに困難な場合があります。

たとえば、元々のトイレが普通サイズのトイレが設置されていた場合、リフォームで大型サイズ(エロンゲートサイズ)のトイレに変更した時にトイレスペースが狭くなり使用が困難だったりする場合などが挙げられます。

そのため、図のように、御自宅のトイレスペースの縦横の寸法を事前に計測してみる事が必要と言えるでしょう。


また、トイレスペースには下記のように基本的なトイレスペースの寸法があります。年代や地域性、建物の状況などによっては弱冠の違いはあるかも知れませんが、ご参考にご確認下さい。

主にマンション(集合住宅)などに多いサイズ(0.4坪)

W770mm×L1200mm
W780mm×L1235mm
W800×L1250mm
など

主に戸建住宅などに多いサイズ(0.5坪)

W770mm×L1680mm
W780mm×L1690mm
W800×L1650mm
など

スペースに余裕があるサイズ(0.75坪)

W1200mm×L1680mm
W1235mm×L1690mm
W1250×L1650mm
など

前出寸法とは

前出寸法とは、背面壁からトイレ機器の先端までの寸法です。

この前出寸法とトイレスペースの割合がトイレ機器設置において重要で快適なトイレ空間をイメージするには欠くことは出来ません。


実際に御自宅のトイレスペースを計測しましょう。

トイレスペースと前出寸法の注意点@


良いトイレを選んでも、使用するに至って、トイレ空間が狭く感じたり、座っていても、膝が全面の壁に当たっていたりする事が考えられます。

各トイレメーカーでは、便器の先端から全面の壁までの寸法は、約400mm以上を推奨しております。

実際の所では、年代や地域、建物によっては難しい場合もあると思います。


トイレ機器を購入する前に現在の御自宅のトイレスペースと前出寸法の割合をしっかり把握して、ご自身やご家族にあったトイレ機器を考えていくようにしましょう。

また、前出寸法はトイレ機器を設置する際に、設置状況の問題によっては、本来の前出寸法とは違う場合も考えられます。

そのため、実際にトイレスペースを計測するにしましょう。

下記はトイレ機器品番から分かる基本の前出寸法です。参考にどうぞ。

トイレスペースと前出寸法の注意点A

トイレドアが内開きの場合はご注意してほしいのですが、トイレスペースと前出寸法の関係に扉の開閉の問題があります。

外開きのドアでしたらこの場合の問題は関係ないのですが、内開きにおいてはトイレ機器に当たり開く事が出来ない場合があります。

こういう場合は、扉が当たらないトイレ機器を選ぶか、扉自体を代えるかによる事になりますので、ご注意下さい。



このページのまとめ

御自宅のトイレスペースの寸法を計測しましょう。
御自宅のトイレ機器の前出寸法を計測しましょう。
トイレスペースと前出寸法の注意点を理解しましょう。


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給水の水圧について


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